西洋梨の栄養と健康効果

西洋梨は追熟がポイント

西洋梨は追熟させることで果物としての価値が大きくあがります。味もまるでお酒のように芳醇になり、もちろん甘く、食感もまろやかです。和梨の食感はその正反対で、独特のシャリシャリした食感で、この点もずいぶん違います。


追熟(一定期間置く)して熟すとおいしくなるのは、追熟によって果実に含まれているデンプン質が分解され、果糖、ブドウ糖などの糖となるからで、ペクチンのゲル化によっても甘みと滑らかさが増加するとされています。


西洋梨の追熟は常温で行いますが、冷蔵庫などで冷却すると、その追熟を中断させることもできるのです。


日本における西洋梨の主な産地と生産量ですが、もともと西洋梨の国内生産はかなり限られた地方でしか行われておらず、最近では山形県が日本全国の約65%を占めているそうです。その他、長野県、新潟県、青森県、岩手県、福島県などが生産地となっており、それで全国の90%以上の生産となります。


主な品種は、ラ・フランス、ル・レクチェ、プレコース、バートレット、セニョール・デスペラン、ブランデーワイン、マルゲリット・マリーラ、コミス、ゼネラル・レクラーク、セニョール・デスペラン、などがあり、西洋梨だけあって名称もとてもおしゃれな感じですね。


ラ・フランスは山形県、ル・レクチェは新潟県がブランドと生産しています。ブランデーワインは北海道産そして有名です。